過去の気象データ

高層気象観測年報

※高層気象観測年報の刊行は、2010年号で終了しました。

収録内容

観測地点は18地点(最近のものは20地点)。
 気象観測船のデータ・気象ロケットの観測データの地点別・時刻別に地上から約30km上空までの気圧・気温・湿度・風を収録。
 1997年以降2001年までは、上の内容に次のものが追加される(気象ロケット観測資料)。

収録期間

  • 1988年~1990年:
     CD1枚に収録
  • 1991年~1994年:
     CD1枚に収録
  • 1995年~:
     各年CD1枚に収録

詳細説明

本資料には、日本国内の高層気象観測官署及び海洋気象観測船におけるレーウィンゾンデ観測及びレーウィン観測で得られた観測資料等が収録されている他、岩手県三陸町綾里(りょうり)における気象ロケット観測で得られた資料も収録されています。

1947年から1994年まで、国内の高層観測資料の時・月別値等を収録した高層月報(AEROLOGICAL DATA OF JAPAN)が発行されていた。
 基本的には全巻を気象庁統計室と図書資料管理室、各地の気象官署で保管していますが、官署によっては全巻揃っていないところもあるので、閲覧する場合は事前に問い合わせておいた方がよいでしょう。

高層気象観測年報CD-ROMは1988年の資料から作成されています。
 気象官署での観測資料(SONDE)、気象観測船による資料(SHIP)及び気象ロケットによる観測資料(ROCKET)に分けて収録されており、収録形式はロケット観測を除きバイナリ形式です。

SONDE

高層気象観測官署におけるレーウィンゾンデ観測及びレーウィン観測で得られた観測資料及びその月統計値等を収録したもの。レーウィンゾンデ観測では上空の気圧、気温、湿度、風向風速の観測を、また、レーウィン観測では風向風速の観測を行っています。通常、日本時の9時及び21時にレーウィンゾンデ観測を、3時と15時はレーウィン観測を実施しておりますが、台風接近等の異常気象時には3時や15時でもレーウィンゾンデ観測が行われるときがあります。

  • 指定気圧面資料:
     あらかじめ定めた25の気圧面における高度、気温、湿度、風向風速データを一観測ごとに収録。
  • 月統計値資料:
     指定気圧面の各観測時刻の高度、気温、湿度、風速データの月平均値と極値、成分風の月統計値。
  • 気温湿度観測点資料:
     各気温湿度観測点の気圧、高度、気温、湿度、通過時刻データを1観測ごとに収録。特異点や圏界面などのデータも含まれます。
  • 風観測点資料:
     各風観測点の気圧、高度、風向、風速データを1観測ごとで収録。風特異点データや極大風速面データが含まれます。
  • インデックスファイル:
     官署の緯度・経度、観測開始・終了時刻、観測終了高度など、全観測の付属情報。

SHIP

気象庁の海洋気象観測船によるレーウィンゾンデ及びレーウィン観測で得られた観測資料。
 観測船が移動するため、月統計などは行っていないなどの違いがある他は、上記SONDEとほぼ同じ内容です。

ROCKET

気象庁の気象ロケット観測所での気象ロケット観測で得られた2001年3月21日までの高度約20~60kmにおける気温・風向・風速などの資料がテキスト形式で収録されています。
 各「観測ごと資料」として、温度特異点資料、指定高度面資料、指定気圧面資料、補助レーウィンゾンデ資料があります。
 月統計資料は「観測ごと資料」から求めた月平均値を収録したもので、指定高度面月平均資料、指定気圧面月平均資料が収録されています。

本CD-ROMにはビューアとして、高層気象観測資料利用プログラムが収録されています。
 これを利用することによりバイナリ形式のデータを見ることができ、さらに、最近のビューアではCSV形式で出力することができます。
 なお、一部の資料は収録されているビューアでは表示できません。

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