気象研究推進・支援

研究推進業務について

地球環境・気候研究推進室の発足(2017年)

(一財)気象業務支援センターでは、地球環境や気候変動問題、特に、気候変動予測にかかわる研究を推進し、国内はもとより国際的にも貢献するため、2017(平成29)年5月、新たに「地球環境・気候研究推進室」を気象庁気象研究所内に設置し、文部科学省が2017(平成29)~2021(令和3)年度の5か年計画で推進している「統合的気候モデル高度化研究プログラム」の領域テーマA~Dの内、領域テーマC(統合的気候変動予測)の主管機関として研究を推進しています。

研究の推進に当たっては、気象研究所の研究チームと一体的かつ有機的な研究協力体制を整えるとともに、海洋研究開発機構(JAMSTEC)、北海道・東北・名古屋大学等の国内研究機関、東南アジア等の各国研究者とも連携・協力を進めています。

気象防災研究への拡充(2020年)

2020(令和2)年度には、気象防災関連の文部科学省によるプロジェクト “「富岳」成果創出加速プログラム(防災・減災に資する新時代の大アンサンブル気象・大気環境予測)” において気象研究所の研究チームと連携した研究プロジェクトが新たに加わりました。同プロジェクトは東京大学大気海洋研究所が主管機関として4つのテーマから構成され、当センターは気象研究所と連携して、 “テーマ1(短時間領域スケール予測)” を担当し、豪雨等のシビアウェザーについて、数日先までの確率予測の実現を目指しています。

研究推進部の設置による業務強化

2020(令和2)年4月1日には、研究推進部門を「研究推進部」とし2室体制(「第一研究推進室(地球環境・気候研究推進室)、気象防災関係を「第二研究推進室」)とし、さらに、2020(令和2)年6月には定款を一部改定し「気象研究の推進に関する事務」として位置づけました。

研究推進部門の研究活動により、国内外の気候変動対策や気象防災対策とともに、国際的にもIPCC等への科学的な知見の発信に努めるとともに、発展途上国の温暖化対策等にかかわる技術移転等にも貢献していくこととしています。

また、気象研究所等、研究グループ全体での円滑かつ効果的な研究推進に必要となる、良好な研究環境にも十分配慮して支援に努めることとしています。

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