全国降水ナウキャストGPV
はじめに
近年頻発する都市型水害等への対応として、集中豪雨に対する的確な防災気象情報等の発表が求められています。気象庁では、これらに対応するため、1kmメッシュの1時間先まで10分間隔の降水予測である「降水ナウキャスト」の開発を進め、平成16年6月1日から提供を開始しました。
令和5(2023)年5月25日13時より、線状降水帯の雨域のシェープファイル形式データの配信を開始しました。
データの概要
内容
10分間隔で行われるレーダー観測の結果(1kmメッシュ全国合成レーダーエコー強度GPV)を初期値として、60分先までの10分間雨量を予測します。
また、降水短時間予報で用いている補外予測手法と比べて、地形の効果を無視するなど簡略化した補外予測手法を用いて10分毎に予測を行うことにより、急激に発達した降水系の動きを、現在30分間隔で行っている降水短時間予報よりも迅速にとらえることが可能となります。
(配信資料に関する技術情報(気象編)第163号より引用)
データ形式
国際気象通報式FM92 GRIB 二進形式格子点資料気象通報式(第2版)
※略称:GRIB2
配信領域
北緯 20度~ 48度
東経 118度~ 150度(※ 下図参照)
格子系
等緯度等経度
サイズ
その日の状況により変動しますが、およそ以下のとおりです。
100KB~最大5MB/回
技術資料
配信資料に関する技術情報(気象編)第163号
☞ 配信資料に関する技術情報:こちら(気象庁ホームページ)
国際気象通報式・別冊
☞ 国際気象通報式・別冊:こちら(気象庁ホームページ)
配信領域
