降灰予報・火山ガス予報
はじめに
平成20(2008)年3月から、気象庁で新たに発表する「降灰予報」及び「火山ガス予報」の配信を開始しました。
平成27(2015)年3月24日から、新しい降灰予報(量的降灰予報)の提供を開始しました。
この新しい降灰予報には、定時、速報、詳細の3種類の情報があります。
降灰予報(定時)は3月24日から、降灰予報(速報)と降灰予報(詳細)は4月23日から配信を開始しました。
なお、新しい降灰予報の提供開始に伴い、これまでの降灰予報は、平成27年4月で配信を終了しました。
☞ 降灰予報とは: こちら(気象庁ホームページ)
平成27(2015)年11月30日で、三宅島の火山ガス予報を終了しました。
☞ 気象庁お知らせ(PDF): こちら
平成27年12月現在、火山ガス予報の発表はありません。
☞ 火山ガス予報とは: こちら(気象庁ホームページ)
降灰予報(量的降灰予報, 平成27年3月~)
降灰予報(定時)
-
内容:
噴火警戒レベルが上がるなど、活動が高まり噴火の可能性が高い火山に対し、噴火の発生に関わらず一定規模の噴火を仮定して発表
18時間先(3時間区切り)までに噴火した場合に予想される、降灰範囲や小さな噴石の落下範囲を提供
火山活動の状況により、対象が変わります
(平成28年9月1日現在の発表対象火山:阿蘇山、桜島、口永良部島、諏訪之瀬島) -
時期:
定時
(平成28年9月1日現在、毎日02時、05時、08時、11時、14時、17時、20時、23時に発表) -
データ形式:
PDF形式ファイル -
情報の例:
降灰予報(定時)の例 -
技術資料:
配信資料に関する技術情報(地震火山編)第409号
☞ 配信資料に関する技術情報:こちら(気象庁ホームページ)
降灰予報(速報)
-
内容:
噴火の発生を通報する「噴火に関する火山観測報」を受けて、事前計算された降灰予報結果から適切なものを抽出して発表
噴火発生から1時間以内に予想される、降灰量分布や小さな噴石の落下範囲を提供 -
時期:
噴火後 5~10分程度 -
データ形式:
PDF形式ファイル -
情報の例:
降灰予報(速報)の例 -
技術資料:
配信資料に関する技術情報(地震火山編)第409号
☞ 配信資料に関する技術情報:こちら(気象庁ホームページ)
降灰予報(詳細)
-
内容:
噴火の観測情報(噴火時刻、噴煙高など)を用いて、より精度の高い降灰予測計算を行って発表
噴火発生から6時間先まで(1時間ごと)に予想される降灰量分布や、降灰開始時刻を提供 -
時期:
噴火後20~30分程度 -
データ形式:
PDF形式ファイル -
情報の例:
降灰予報(詳細)の例 -
技術資料:
配信資料に関する技術情報(地震火山編)第409号
☞ 配信資料に関する技術情報:こちら(気象庁ホームページ)
降灰予報(~平成27年4月)
-
発表基準:
噴煙の高さが3千メートル以上、あるいは噴火警戒レベル3相当以上の噴火など、一定規模以上の噴火が発生した場合 -
内容:
噴火発生から概ね6時間後までに火山灰が降ると予想される地域 -
発表時期:
第1報は噴火の概ね30~40分後。
噴火の様態や継続状況等を観測して必要に応じ第2報を発表。その後も噴火が継続した場合は必要に応じて発表。 -
データ形式:
PDF形式ファイル -
技術資料:
配信資料に関する技術情報(地震火山編)第279号
☞ 配信資料に関する技術情報:こちら(気象庁ホームページ) -
その他:
こちらの降灰予報は、平成27年4月23日で配信を終了しました。
今後は「新しい降灰予報(量的降灰予報)」をご利用ください。
火山ガス予報
-
発表基準:
居住地域に長期間影響するような多量の火山ガスの放出がある場合 -
内容:
火山ガスの濃度が高まる危険性のある地域 -
発表時期:
原則として定時 -
注意事項:
火山ガス予報を提供する火山は、平成27年12月現在ありません。
☞ 平成27年11月4日お知らせ: こちら(PDF)
三宅島の火山ガス予報は、平成27年11月30日17時の発表をもって終了しました。 -
データ形式:
PDF形式ファイル -
情報の例:
火山ガス予報例 -
技術資料:
配信資料に関する技術情報(地震火山編)第279号
☞ 配信資料に関する技術情報:こちら(気象庁ホームページ)