メソアンサンブル数値予報モデルGPV (MEPS)
はじめに
令和元(2019)年6月27日から、メソアンサンブル数値予報モデルGPV (MEPS)の提供を開始しました。
メソアンサンブル予報システム(Meso-scale Ensemble Prediction System;MEPS)はアンサンブル手法を用いて21メンバーの計算を実施しますので、決定論的なメソ数値予報モデルGPV(MSM)に対し、MEPSは複数の客観的な予測結果を得られるため、気象現象の発生を確率的に捉えることが可能となります。
データの概要
要素
下記のとおり
-
地上:
海面更正気圧、風(2要素)、気温、積算降水量、日射量 -
975hPa・950hPa:
風(2要素)、気温 -
925hPa・850hPa:
風(2要素)、気温、相対湿度 -
500hPa:
高度、気温、相対湿度 -
300hPa:
高度、風(2要素)
※1: 風(2要素)とは、東西成分と南北成分。
初期値
00, 06, 12, 18UTC
配信時刻
初期時刻+4時間00分までに
(例えば、初期時刻:00UTC の場合、13時00分(日本時間)頃までに配信)
予報時間
39時間予報(地上・気圧面ともに3時間間隔)
アンサンブルメンバー数
21メンバー
データ形式
国際気象通報式 FM92 GRIB 二進形式格子点資料気象通報式(第2版)
※略称:GRIB2
格子系
等緯度等経度
地上: 0.05度×0.0625度(格子数 481×505)
気圧面: 0.1度×0.125度(格子数 241×253)
配信領域
北緯 22.4度~47.6度、東経 120度~150度
(47.6N, 120.0E)を北西端、(22.4E, 150.0E)を南東端とする領域

サイズ等
地上: 約270MB/回×4回/日=約1,080MB/日
気圧面: 約370MB/回×4回/日=約1,480MB/日
利用にあたっての注意事項
- 気象庁システム障害等により、当該気象情報の作成が不可能となった場合、データの再送は行われません。
- 一部メンバーの計算に不具合が発生した場合、計算が正常に行われたメンバーのみの結果が配信されます。
技術資料
配信資料に関する技術情報 第505号
☞ 配信資料に関する技術情報:こちら(気象庁ホームページ)
☞ 配信資料に関するお知らせ:こちら(気象庁ホームページ)
国際気象通報式・別冊
☞ 国際気象通報式・別冊:こちら(気象庁ホームページ)
配信資料に関する技術情報 第505号 に付属するサンプルデータ
☞ こちらのページを参照してください。
実際に配信されたデータによるサンプルデータ
☞ こちらのページを参照してください。