NetCDFデータ
NetCDFデータは、米国・大気海洋研究大学共同体(UCAR)の Unidata Program Center が開発したNetCDF(Network Common Data Form)と呼ばれる形式保存したデータです。
NetCDFデータには、フルディスク(全球)観測のデータはありません。
「ひまわり8号」に障害等が発生して観測を継続できなくなった場合や、放射計のスキャナ校正などの衛星保守を実施する際には、運用を「ひまわり9号」に切り替えることで、観測を継続し、同質のデータを提供します。
配信データの内容
日本域 / 機動観測域の 3領域、16バンドのデータです。各バンドの波長、解像度は、こちらでご確認ください。
データ形式
NetCDF(Network Common Data Form)
気候・予報メタデータ規約(Climate and Forecast Metadata Convention)バージョン1.4
観測領域・画像サイズ
日本域
およその観測領域;
北緯48.5度~北緯21.5度, 東経119度~東経152度
(1) バンド3
- 解像度; 0.005(度)
- 画素数; 6,601×5,401(pixels)
(2) バンド1,2,4
- 解像度; 0.01(度)
- 画素数; 3,301×2,701(pixels)
(3) バンド5~16
- 解像度; 0.02(度)
- 画素数; 1,651×1,351(pixels)
機動観測域
およその観測領域;
約1,000km×1,000km
領域は可変。台風等を観測。
(1) バンド3
- 解像度; 0.005(度)
- 画素数; 3,0001×3,001(pixels)
(2) バンド1,2,4
- 解像度; 0.01(度)
- 画素数; 1,501×1,501(pixels)
(3) バンド5~16
- 解像度; 0.02(度)
- 画素数; 751×751(pixels)
座標系
等緯度経度
提供頻度・配信スケジュール
- 日本域; 2.5分毎
- 機動観測域; 2.5分毎
配信ファイル
配信ファイル名やファイルサイズの詳細については、「気象衛星観測データ配信一覧表」(PDF)や、下記の技術資料をご確認ください。
bzip2圧縮したファイルを配信します。
「ひまわり9号」によるバックアップ観測について
「ひまわり8号」に障害等が発生して観測を継続できなくなった場合、速やかに運用を「ひまわり9号」に切り替えます。
ただし、「ひまわり9号」の放射計(観測機器)は、機器の劣化を避ける目的で普段は電源を切っているため、「ひまわり8号」に障害等が発生してから、「ひまわり9号」による観測データから作成したプロダクトの提供を開始するまでに 4時間~24時間程度の準備時間を要します。この準備時間は観測バンドによって異なります。
提供開始までの準備時間の目安については、以下のとおりです。
- バンド1~3:約4時間後
- バンド4~16:約24時間後
技術資料
配信資料に関する技術情報 第504号 第3部