PNG形式画像データ
PNG形式画像データには、「カラー画像データ」と「トゥルーカラー再現画像データ」の2種類の画像があります。
カラー画像データは、3つの可視バンド(青:0.47μm/バンド1, 緑:0.51μm/バンド2, 赤:0.64μm/バンド3)から作成された画像です。
トゥルーカラー再現画像データは、可視3バンド(青:0.47μm/バンド1, 緑:0.51μm/バンド2, 赤:0.64μm/バンド3)、近赤外1バンド(バンド4)及び赤外1バンド(バンド13)を利用し、人間の目で見たような色を再現した画像です。
※ トゥルーカラー再現画像データは、平成31年1月29日14時(日本時間)から提供を開始しました。
「ひまわり8号」に障害等が発生して観測を継続できなくなった場合や、放射計のスキャナ校正などの衛星保守を実施する際には、運用を「ひまわり9号」に切り替えることで、観測を継続し、同質のデータを提供します。
配信データの内容
フルディスク(全球)/ 日本域 / 機動観測域 の3領域です。
データ形式
24bit PNG(Portable Network Graphics)
観測領域・画像サイズ
フルディスク(全球)
- およその観測領域; ひまわりから見える範囲の全て
- バンド; (カラー画像データ)バンド1~3合成
(トゥルーカラー再現画像データ)バンド1~4、13合成 - 画素数; 11,000×11,000(pixels)
日本域
- およその観測領域; 北緯48.5度~北緯21.5度, 東経119度~東経152度
- バンド; (カラー画像データ)バンド1~3合成
(トゥルーカラー再現画像データ)バンド1~4、13合成 - 画素数; 3,301×2,701(pixels)
機動観測域
- およその観測領域; 約1,000km×1,000km
- バンド; (カラー画像データ)バンド1~3合成
(トゥルーカラー再現画像データ)バンド1~4、13合成 - 画素数; 1,501×1,501(pixels)
投影法
-
フルディスク;
Normalized Geostationary Projection
衛星が理想的な位置に静止している際に見える地球上へ画素を投影 -
日本域・機動観測域;
緯度経度座標
測地系パラメータ
WGS84(World Geodetic System 1984)準拠
提供頻度・配信スケジュール
- フルディスク; 10分毎
- 日本域; 2.5分毎
- 機動観測域; 2.5分毎
配信ファイル
配信ファイル名やファイルサイズの詳細については、「気象衛星観測データ配信一覧表」(PDF)や、下記の技術資料をご確認ください。
「ひまわり9号」によるバックアップ観測について
「ひまわり8号」に障害等が発生して観測を継続できなくなった場合、速やかに運用を「ひまわり9号」に切り替えます。
ただし、「ひまわり9号」の放射計(観測機器)は、機器の劣化を避ける目的で普段は電源を切っているため、「ひまわり8号」に障害等が発生してから、「ひまわり9号」による観測データから作成したプロダクトの提供を開始するまでに 4時間~24時間程度の準備時間を要します。この準備時間は観測バンドによって異なります。
提供開始までの準備時間の目安は、以下のとおりです。
・カラー画像データ: 約4時間後
・トゥルーカラー再現画像データ:約24時間後
技術資料
配信資料に関する技術情報 第504号 第3部
ご利用上の注意事項
夜間も配信されますが、可視画像データのため、情報量が少なくなります。