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日本沿岸海況監視予測システム海氷GPV

はじめに

令和3(2021)年12月1日から、現在提供中の海氷予想格子点資料に代わり新しい海洋データ同化・予測システム「日本沿岸海況監視予測システム」による海氷GPVデータの提供を開始しました。
 現在提供中の海氷予想格子点資料の領域はオホーツク海南部周辺のみですが、新たに提供を開始する海氷GPVでは、「日本沿岸海況監視予測システムGPV」と領域を統一し、日本近海域に拡大します。 新システムの水平解像度は約2㎞となり、現在運用している海氷モデルの12.5 ㎞から大幅に改善します。
 さらに新システムでは、現海氷モデルでは簡略化していた海氷の凍結・融解などの計算過程を精緻化したほか、予測の初期値作成には、オホーツク海周辺の海氷解析データを同化します。 これにより、オホーツク海沿岸地域への海氷の接近、接岸や根室海峡、国後水道からの海氷の太平洋への流出がより詳細に表現できるようになり、オホーツク海南部及び北海道周辺海域の海氷の監視・予測が強化されます。

日本沿岸海況監視予測システム海氷GPV

要素

海氷密接度、海氷の厚さ、海氷の漂流速度(東西成分及び南北成分)

予報期間

11日予報
3時間毎の予測値(FT=3~264時間)

データ形式

国際気象通報式FM92 GRIB 二進形式格子点資料気象通報式(第2版)(
※略称:GRIB2

領域の範囲

  • 海氷密接度、海氷の厚さ:
     (52.02N, 116.969697E)を北西端、(19.98N, 160.030303E)を南東端 とする領域
  • 海氷の漂流速度:
     (52.03N, 116.954545E)を北西端、(19.97N, 160.045455E)を南東端とする領域

下図を参照

格子間隔

等緯度経度格子 約 2km (経度 1/33 度×緯度 1/50 度)
格子数: 1422×1603(海氷密接度、海氷の厚さ)、1423×1604(海氷の漂流速度)

配信回数・時刻

1日1回、送信完了時刻は04時00分(日本時間)頃
対応する予報の初期日時(世界標準時)は、前日の00Zとなります

1日あたりのファイル数

各要素 1 ファイルずつ:計3ファイル

1日あたりのデータ量

最大約280MB(3ファイルの合計)

技術資料

配信資料に関する技術情報 第546号
  配信資料に関する技術情報:こちら(気象庁ホームページ)
配信資料に関する仕様 No.30605
  配信資料に関する仕様:こちら(気象庁ホームページ)
国際気象通報式・別冊
  国際気象通報式・別冊:こちら(気象庁ホームページ)

配信領域

※ 画像はデータから作成されたイメージであり、配信されるデータはバイナリデータです。

日本沿岸海況監視予測システム海氷GPV

日本沿岸海況監視予測システム海氷GPVの配信領域説明図

日本沿岸海況監視予測システム海氷GPVの配信領域説明図

日本沿岸海況監視予測システム海氷GPVの配信領域説明図
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