推計気象分布
はじめに
平成28(2016)年３月15日より、アメダスや気象衛星の観測データを基にきめ細かな面的な分布を推計した「推計気象分布」（気温・天気）の提供を開始しました。
令和２(2020)年９月23日９時00分（日本時間）より、「推計気象分布」（日照時間）の提供を開始しました。
データの概要
内容
アメダスや気象衛星の観測データ等をもとに、天気等のきめ細かな分布を算出した気象実況に関する推計データです。
陸上を対象に、「気温」と「天気」の分布を推計します。
これに加えて2020年9月23日9時（日本時間）より、「日照時間」の要素の提供が開始されました。
日照時間分布は、前１時間の日照時間を主に気象衛星の観測データに基づき推計した実況に関する情報です。
配信間隔
1時間毎
配信時刻
毎時20分頃
要素
気温(地上) ： 0.5℃単位
天気： 晴れ, くもり, 雨, 雨または雪, 雪
日照時間： 2.5分単位
配信領域
北緯 20度～ 48度
東経 118度～ 150度
格子系
等緯度等経度、緯度方向 0.008333度×経度方向 0.012500度
約１km格子（格子数 2560×3360）
世界測地系による標準地域メッシュ（３次メッシュ, 緯度30秒/経度45秒）に対応
データ形式
国際気象通報式FM92 GRIB 二進形式格子点資料気象通報式(第2版)
※ 略称：GRIB2
サイズ
気温 約300KB/回, 天気 約50KB/回, 日照時間 約300KB/回
約650KB/回×24回＝約15.6MB/日
技術資料
配信資料に関する技術情報 第538号
配信資料に関する技術情報 第506号
配信資料に関する技術情報 第447号
配信資料に関する技術情報 第422号
☞ 配信資料に関する技術情報：こちら（気象庁ホームページ）
配信資料に関する仕様 No.13801
配信資料に関する仕様 No.13802
配信資料に関する仕様 No.13803
☞ 配信資料に関する仕様：こちら（気象庁ホームページ）
国際気象通報式・別冊
☞ 国際気象通報式・別冊：こちら（気象庁ホームページ）
利用上の注意
推計気象分布は、アメダスや気象衛星の観測データ等を元に１km格子単位で気温や天気、日照時間を推計したものであり、個々の観測地点における観測データとは必ずしも一致しない場合があります。
それぞれの格子におけるピンポイントの値ではなく、面的な広がりに着目してご利用ください。
日照時間分布のGRIB2データは、二層目に品質情報を格納しています。品質情報は、日照時間を見積もる積算期間の入力データ(10 分間日照時間)の一部欠落及びその他の原因による品質低下の度合いを示します。
日照の有無を知る目的で利用する場合等は参考となりますが、日照時間の把握を目的に利用する場合には、必ずGRIB2の品質情報を読み込んで資料不足値等を適切に処理するようお願いします。
推計気象分布の作画例, （技術情報第422号より抜粋）
2013年8月12日の例（気温）
2015年1月17日の例（天気）
