オンライン気象情報

全球波浪モデルGPV(GWM)
(全球波浪数値予報モデル風浪・うねりGPVを含む)

はじめに

気象庁では、船舶の航行や海上作業の安全に係る情報の充実を目的として、全球波浪数値予報モデル及び沿岸波浪数値予報モデルによって計算した有義波高等のGPVを提供しています。

2020(令和2)年2月12日より、これまでのGPVに加え、これらのモデルによって計算した風浪・うねり第1成分・うねり第2成分の波高・周期・波向のGPVの提供を開始します。

2023(令和5)年3月22日より、従来の0.5度格子の「全球波浪数値予報モデルGPV」及び「全球波浪数値予報モデル風浪・うねりGPV」を高解像度(0.25度格子)化するとともに、これまで12UTC初期値のみだった264時間先までの延長予報を00UTC初期値での配信も開始しました。
 これに伴い0.5度格子の「全球波浪数値予報モデルGPV」及び「全球波浪数値予報モデル風浪・うねりGPV」については、2024(令和6)年2月頃までの1年程度の並行配信の後、配信を終了する予定です。

全球波浪数値予報モデルGPV(GWM)(0.25度格子)

はじめに

2023(令和5)年3月22日より、全球波浪モデルの解像度を0.5度から0.25度に高解像度化するとともに、264時間先までの延長予報の回数を、1日1回(12UTC 初期値)から1日2回(00, 12UTC 初期値)に増強します。
 なお、同GPVは全球波浪モデルにおいて陸または海氷と定義された格子点ではデータを持ちません。既存のGPVでは各要素に指定の値を入れることでデータの有無を表していましたが、高解像度GPVでは、データの有無をビットマップで指定します。
 仕様の詳細は「配信資料に関する仕様 No.30401」を参照ください。

要素

波高[m]、周期[秒]、波向[度]

初期値

00、06、12、18UTC(1日4回)

予報時間

132時間予報(初期時刻:00、06、12、18UTC)、6時間間隔
138~264時間予報(初期時刻:00、12UTC)、6時間間隔

データ形式

国際気象通報式FM92 GRIB 二進形式格子点資料気象通報式(第2版)
※略称:GRIB2

配信領域

(北緯74.75度、東経 0度)北西端 ~(180度を経て)~(南緯74.75度、西経 0.25度)南東端

格子系

等緯度等経度、0.25度×0.25度(格子数 1440×599)

サイズ

最大約65MB/回×4回+最大約62MB/回×2回=最大約384MB/日
データサイズは欠損値(※)の多寡により変動します。

※欠損値について:全球波浪数値予報モデル GPV では、モデルにおいて陸又は海氷と定義された格子点では、データを持ちません。このため、これらの格子の波高・周期・波向を欠損値として扱います。

技術資料

配信資料に関する仕様 No.30401
  配信資料に関する仕様:こちら(気象庁ホームページ)

国際気象通報式・別冊
  国際気象通報式・別冊:こちら(気象庁ホームページ)

配信資料に関する技術情報 第600号
  配信資料に関する技術情報:こちら(気象庁ホームページ)

配信資料に関する技術情報 第600号 に付属するサンプルデータ

こちらのページを参照してください。

全球波浪数値予報モデル風浪・うねりGPV(0.25度格子)

はじめに

2023(令和5)年3月22日より、解像度を0.5度から0.25度に高解像度化するとともに、264時間先までの延長予報GPVの配信頻度を、現行の1日1回(12UTC初期値)から1日2回(00,12UTC初期値)に増強します。

全球波浪数値予報モデル風浪・うねりGPV(以下、風浪・うねりGPV)は、全球波浪数値予報モデルで計算される波浪スペクトルから算出した風浪・うねり第1成分・うねり第2成分の各成分における波高・周期・波向の予測値です。各成分の算出方法の概要は、高野・山根(2018)注1をご覧ください。

これらの成分ごとの情報を利用することによって、風浪又はうねりが卓越する海域が予測できるほか、複数の方向から波が来ることによって危険が高まる海域を判断することができます。

なお、風浪・うねりGPV に含まれている24時間予測値のデータの一部は、現在気象庁が提供している外洋波浪予想図(FWPN)注2で「航行に危険な荒れた海域」の波の情報として表示しています。

注1; 高野洋雄・山根彩子(2018):「航行に危険な荒れた海域情報」の波浪予想図への追加.測候時報, 85, 1-12.

注2;外洋波浪予想図(FWPN)は、天気図画像ファイルで提供しています。

要素

風浪の波高[m]、周期[秒]、波向[度]

うねり第1成分の波高[m]、周期[秒]、波向[度]

うねり第2成分の波高[m]、周期[秒]、波向[度]

初期値

00、06、12、18UTC(1日4回)

予報時間

132時間予報(初期時刻:00、06、12、18UTC)、6時間間隔
138~264時間予報(初期時刻:00、12UTC)、6時間間隔

データ形式

国際気象通報式FM92 GRIB 二進形式格子点資料気象通報式(第2版)
※略称:GRIB2

配信領域

(北緯74.75度、東経 0度)北西端 ~(180度を経て)~(南緯74.75度、西経 0.25度)南東端

格子系

等緯度等経度、0.25度×0.25度(格子数 1440×599)

サイズ

最大約193MB/回×4回+最大約185MB/回×2回=最大約1,142MB/日
(欠損値の多寡により変動する)

欠損値について

全球波浪数値予報モデル風浪・うねりGPVでは、モデルにおいて陸又は海氷と定義された格子点では、データを持ちません。このため、これらの格子の波高・周期・波向を欠損値として扱います。

また、波高が低い成分は分離できないため、各成分について波高が0.3m未満の格子の波高・周期・波向も欠損値としています。

技術資料

配信資料に関する仕様 No.30402
  配信資料に関する仕様:こちら(気象庁ホームページ)

国際気象通報式・別冊
  国際気象通報式・別冊:こちら(気象庁ホームページ)

配信資料に関する技術情報 第600号
  配信資料に関する技術情報:こちら(気象庁ホームページ)

配信資料に関する技術情報 第600号 に付属するサンプルデータ

こちらのページを参照してください。

全球波浪数値予報モデルGPV(GWM)(0.5度格子)【2024年2月頃で配信終了予定

はじめに

2007(平成19)年6月から、格子間隔を0.5度(約55km)、方向分解能を36方位に細分化した全球波浪数値予報モデルGPVを、ファイル形式にて提供開始しました(技術情報第245号)。
 なお、2007(平成19)年11月から、全球数値予報モデルの高度化及び運用回数の変更実施により、データの配信回数が従来の1日2回(00,12UTC)から4回(00,06,12,18UTC)に変更されました。

2013(平成25)年3月28日より、予報時間が192時間から264時間に延長されました(技術情報第368号)。

2018(平成30)年6月26日から、従来から提供している資料に加えて、新たに以下の資料の提供を開始しました(技術情報第482号)。
 ・00,06,12,18UTC初期値の資料(予報時間:0~132時間、予報時間の間隔:6時間)
 ・12UTC初期値の資料(予報時間:138時間~264時間、予報時間の間隔:6時間)

要素

波高[m]、周期[秒]、波向[度]

初期値

00、06、12、18UTC(1日4回)

予報時間

132時間予報(初期時刻:00、06、12、18UTC)、6時間間隔
138~264時間予報(初期時刻:12UTC)、6時間間隔

データ形式

国際気象通報式FM92 GRIB 二進形式格子点資料気象通報式(第2版)
※略称:GRIB2

配信領域

(北緯75度、東経 0度)北西端 ~(180度を経て)~(南緯75度、西経 0.5度)南東端

格子系

等緯度等経度、0.5度×0.5度(格子数 720×301)

サイズ

約15MB/回×4回+約15MB/回×1回=約75MB/日

技術資料

配信資料に関する技術情報(気象編)第245号
配信資料に関する技術情報(気象編)第368号
配信資料に関する技術情報 第482号
  配信資料に関する技術情報:こちら(気象庁ホームページ)
国際気象通報式・別冊
  国際気象通報式・別冊:こちら(気象庁ホームページ)

全球波浪数値予報モデル風浪・うねりGPV(0.5度格子)【2024年2月頃で配信終了予定

2020(令和2)年2月12日(水)00UTC(日本時間 12日09時)初期値の資料から提供を開始します。

はじめに

今回提供する全球波浪数値予報モデル風浪・うねりGPV 及び沿岸波浪数値予報モデル風浪・うねりGPV(以下、風浪・うねりGPV)は、全球波浪数値予報モデル及び沿岸波浪数値予報モデルで計算される波浪スペクトルから算出した風浪・うねり第1成分・うねり第2成分の各成分における波高・周期・波向の予測値です。各成分の算出方法の概要は、高野・山根(2018)注1をご覧ください。

これらの成分ごとの情報を利用することによって、風浪又はうねりが卓越する海域が予測できるほか、複数の方向から波が来ることによって危険が高まる海域を判断することができます。

なお、風浪・うねりGPV に含まれている24時間予測値のデータの一部は、現在気象庁が提供している外洋波浪予想図(FWPN)注2で「航行に危険な荒れた海域」の波の情報として表示しています。

注1; 高野洋雄・山根彩子(2018):「航行に危険な荒れた海域情報」の波浪予想図への追加.測候時報, 85, 1-12.

注2;外洋波浪予想図(FWPN)は、天気図画像ファイルで提供しています。

要素

風浪の波高[m]、周期[秒]、波向[度]

うねり第1成分の波高[m]、周期[秒]、波向[度]

うねり第2成分の波高[m]、周期[秒]、波向[度]

初期値

00、06、12、18UTC(1日4回)

予報時間

132時間予報(初期時刻:00、06、12、18UTC)、6時間間隔
138~264時間予報(初期時刻:12UTC)、6時間間隔

データ形式

国際気象通報式FM92 GRIB 二進形式格子点資料気象通報式(第2版)
※略称:GRIB2

配信領域

(北緯75度、東経 0度)北西端 ~(180度を経て)~(南緯75度、西経 0.5度)南東端

格子系

等緯度等経度、0.5度×0.5度(格子数 720×301)

サイズ

最大約47MB/回×4回+最大約45MB/回×1回=約233MB/日
(欠損値の多寡により変動する)

欠損値について

全球波浪数値予報モデル風浪・うねりGPVでは、モデルにおいて陸又は海氷と定義された格子点では、データを持ちません。このため、これらの格子の波高・周期・波向を欠損値として扱います。

また、波高が低い成分は分離できないため、各成分について波高が0.3m未満の格子の波高・周期・波向も欠損値としています。

技術資料

配信資料に関する技術情報 第519号

配信資料に関する技術情報:こちら(気象庁ホームページ)

配信資料に関するお知らせ:こちら(気象庁ホームページ)

国際気象通報式・別冊

国際気象通報式・別冊:こちら(気象庁ホームページ)

配信資料に関する技術情報 第519号 に付属するサンプルデータ

こちらのページを参照してください。

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