オンライン気象情報

土壌雨量指数

はじめに

気象庁では、市町村長等が行う避難準備・高齢者等避難開始等の防災対応の判断や、住民の自主避難を支援するため、大雨及び洪水警報・注意報の発表基準として、災害と密接に結びついた指標である土壌雨量指数、流域雨量指数を用いています。

このほど、大雨及び洪水警報・注意報の解説等の参考資料としてこれらの指数の提供に係る所要の準備が整ったことから、平成21(2009)年12月から提供を開始しました(技術情報 第302号)。

大雨警報(土砂災害)・大雨注意報の発表基準として用いている土壌雨量指数について、作成頻度を10分間隔に高頻度化した「高頻度化した土壌雨量指数」(1kmメッシュ)を、平成30(2018)年3月5日11時から提供を開始しました(技術情報 第474号)。

5kmメッシュの土壌雨量指数は、2022(令和4)年6月2日12時30分(日本時間)のデータを以て提供を終了しました。

土壌雨量指数(1kmメッシュ)

概要

土壌雨量指数は、降った雨が土壌中に水分量としてどれだけ溜まっているかを計算して数値化したもので、土砂災害発生の危険度の高まりを表しています。

これまで提供してきた土壌雨量指数は、日本国内の陸上を対象に、地表面を約5km四方の領域(緯度3分・経度3.75分)の格子に分割し、30分間隔で計算していました。

平成30(2018)年3月からは、速報版解析雨量及び速報版降水短時間予報を用いることにより、土壌雨量指数の実況値及び6時間先までの予想値について作成頻度を10分間隔にして提供します。

また、この高頻度化した土壌雨量指数は、地表面を約1km四方の領域(緯度0.5分・経度0.75分)に分割した格子間隔で提供しますが、約5km四方の格子領域に含まれるすべての約1km格子(緯度方向6格子・経度方向5格子)に同じ値を格納します。

なお、令和元(2019)年6月28日以降、準備が整った領域から土壌雨量指数を高解像度化し、約1km格子毎に計算した値を格納します。

データ形式

国際気象通報式FM92 GRIB 二進形式格子点資料気象通報式(第2版)
※略称:GRIB2

格納要素

土壌雨量指数、第1タンク値、第2タンク値

格子系

等緯度等経度

配信領域

北緯20度~48度、東経118度~150度(※ 下図参照)

格子間隔

0.0083度(緯度)×0.0125度(経度)※

※ 5km四方の領域の格子間隔で計算し、約1km四方の領域に分割した格子間隔で提供します。このため、約5km四方の格子領域に含まれるすべての約1km格子(緯度方向6格子・経度方向5格子)に同じ値を格納します。

 なお、令和元(2019)年6月28日以降、準備が整った領域から土壌雨量指数を高解像度化し、約1km格子毎に計算した値を格納します。

格子数

3360(緯度)×2560(経度)

予報時間等

解析時刻、速報版降水短時間予報による6時間先までの雨量予測に基づく1時間毎の予想

作成頻度

10分毎

ファイルサイズ

実況: 約400KB
予想:約2600KB

技術資料

配信資料に関する技術情報 第474号
  配信資料に関する技術情報:こちら(気象庁ホームページ)
  サンプル・データ:こちら
配信資料に関する仕様 No.10401
  配信資料に関する仕様:こちら(気象庁ホームページ)
国際気象通報式・別冊
  国際気象通報式・別冊:こちら(気象庁ホームページ)

配信領域

土壌雨量指数の配信領域

※ 土壌雨量指数の計算対象は、国内陸上格子である。

土壌雨量指数(5kmメッシュ) 【提供終了】

5kmメッシュの土壌雨量指数は、2022(令和4)年6月2日12時30分(日本時間)のデータを以て提供を終了しました。

概要

土壌雨量指数は、降った雨が土壌中にどれだけ貯まっているかを、解析雨量をもとに「タンクモデル」という手法を用いて数値化したものです。
 日本国内の陸上を対象に、地表面を約5km四方の領域(緯度3分・経度3.75分)に分けて、それぞれの領域で計算します。
 また、降水短時間予報を用いて6時間先までの予想値を算出しています。

データ形式

国際気象通報式FM92 GRIB 二進形式格子点資料気象通報式(第2版)
※略称:GRIB2

格納要素

土壌雨量指数、第1タンク値、第2タンク値

格子系

等緯度等経度

配信領域

北緯20度~48度、東経118度~150度(※ 下図参照)

格子間隔

0.05度(緯度)×0.0625度(経度)

格子数

560(緯度)×512(経度)

予報時間等

実況解析及び6時間後までの1時間毎の予想

作成頻度

30分毎(実況の解析時刻、予想の初期時刻とも毎時00分と30分)

ファイルサイズ

実況: 20~ 50KB
予想:100~250KB

技術資料

配信資料に関する技術情報(気象編)第302号
  配信資料に関する技術情報:こちら(気象庁ホームページ)
国際気象通報式・別冊
  国際気象通報式・別冊:こちら(気象庁ホームページ)

配信領域

土壌雨量指数の配信領域

※ 土壌雨量指数の計算対象は、国内陸上格子である。

Adobe Reader

このサイトには、Adobe社Adobe Readerが必要なページがあります。
お持ちでない方は左のアイコンよりダウンロードをお願いいたします。

ページ
先頭へ