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警報危険度分布
(大雨警報(浸水害)危険度分布 / 洪水警報危険度分布 / 大雨警報(浸水害)・洪水警報危険度分布(統合版))

はじめに

平成29(2017)年7月4日13時から、大雨警報・注意報及び洪水警報・注意報を補足して、浸水害及び洪水害発生の危険度が高まっている領域を視覚的に確認しやすくなるようにした大雨警報(浸水害)の危険度分布、洪水警報の危険度分布、及びそれらを統合した危険度分布の提供を開始しました。

平成30(2018)年5月16日13時から、洪水警報危険度分布について、気象庁ホームページと同様の流路表示が容易にできるよう、新たにシェープファイル形式による配信を開始しました(技術情報 第489号)。

2022(令和4)年6月30日13時00分初期値のデータから、浸水危険度判定値と洪水危険度判定値の意味が変更になりました。

警報危険度分布については、気象庁ホームページのこちらのページに解説が掲載されています。

大雨警報(浸水害)危険度分布

概要

大雨警報(浸水害)の危険度分布は、表面雨量指数の実況・予想に基づいて、1kmメッシュ毎に短時間強雨による浸水害発生の危険度の高まりを、大雨警報(浸水害)等の発表基準への到達状況に応じて5段階で表示した分布図です。

日本国内の陸上を対象に、地表面を約1km四方の領域(緯度 0.5分・経度 0.75分)に分けて、それぞれの領域で計算します。

このデータは、各1kmメッシュについて、解析時刻の表面雨量指数による浸水危険度判定値、及び10分毎の降水ナウキャストによる1時間先までの雨量予測を用いた表面雨量指数の予想による浸水危険度判定値の中で、最大の浸水危険度判定値を求めたものです。

この分布図により、短時間強雨による浸水害発生の危険度の高い地域をおよそ把握することができます。

2022(令和4)年6月30日13時00分初期値のデータから、浸水危険度判定値の意味が変更になりました。

内容

このデータは、解析時刻及び1時間先までの予測値の中で、最大の浸水危険度判定値が格納されています。
 浸水危険度判定値とその意味は、次の通りです。

  • 判定値 0
     意味: 実況および予想で大雨注意報の表面雨量指数基準未満
  • 判定値 1
     意味: 実況または予想で大雨注意報の表面雨量指数基準に到達
  • 判定値 2
     意味: 実況または予想で大雨警報の表面雨量指数基準に到達
  • 判定値 3
     意味: 実況または予想で大雨警報の表面雨量指数基準を大きく超過した基準に到達
  • 判定値 4
     意味: 実況で、大雨特別警報の発表(※)に用いる表面雨量指数基準に到達

   ※ 大雨特別警報は、過去の多大な被害をもたらした現象に相当する指数の基準値を地域ごとに
   設定し、この基準値以上となる1km四方の格子が一定数以上まとまって出現すると予想され、かつ、
   激しい雨がさらに降り続くと予想される場合に発表します。

データ形式

国際気象通報式FM92 GRIB 二進形式格子点資料気象通報式(第2版)
※略称:GRIB2

格納要素

浸水危険度判定値

格子系

等緯度等経度

配信領域

北緯 20度~ 48度
東経 118度~ 150度(※ 下図参照)
ただし、計算領域は国内陸上格子

格子間隔

0.0083度(緯度)×0.0125度(経度)

格子数

3360(緯度)×2560(経度)

予報時間等

解析時刻の表面雨量指数による浸水危険度判定値、及び降水ナウキャストによる1時間先までの雨量予測を用いた表面雨量指数の予想による浸水危険度判定値の中で、最大の浸水危険度判定値を出力

作成頻度

10分毎

ファイルサイズ

30KB

技術資料

配信資料に関する技術情報 第577号
配信資料に関する技術情報 第446号
  配信資料に関する技術情報:こちら(気象庁ホームページ)
  サンプル・データ:こちら

配信資料に関する仕様 No.10702
  配信資料に関する仕様:こちら(気象庁ホームページ)
国際気象通報式・別冊
  国際気象通報式・別冊:こちら(気象庁ホームページ)

配信領域

大雨警報(浸水害)危険度分布の配信領域

洪水警報危険度分布

概要

洪水警報の危険度分布は、流域雨量指数及び表面雨量指数の実況・予想に基づいて、1kmメッシュ毎に中小河川(注)の洪水害発生の危険度の高まりを5段階で表示した分布図です。

(注) 指定河川洪水予報の対象河川を除く河川を指します。

日本国内の陸上を対象に、地表面を約1km四方の領域(緯度 0.5分・経度 0.75分)に分けて、それぞれの領域で計算します。

このデータは、各1kmメッシュについて、解析時刻の流域雨量指数・表面雨量指数による洪水危険度判定値及び10分毎の降水ナウキャストを用いた1時間先までの雨量予測に基づく流域雨量指数・表面雨量指数の予想による洪水危険度判定値、並びに1時間毎の降水短時間予報を用いた3時間先までの雨量予測に基づく流域雨量指数・表面雨量指数予想による洪水危険度判定値の中で、最大の洪水危険度判定値を求めたものです。

この分布図により、中小河川の洪水害発生の危険度の高い地域をおよそ把握することができます。なお、このデータには、河川流路が存在しない格子の危険度も含まれます。

2022(令和4)年6月30日13時00分初期値のデータから、洪水危険度判定値の意味が変更になりました。

内容

このデータは、解析時刻及び3時間先までの予測値の中の最大の洪水危険度判定値が格納されています。
 洪水危険度判定値とその意味は、次の通りです。

  • 判定値 0
     意味: 実況および予想で、基準Ⅰ(洪水注意報の流域雨量指数基準あるいは複合基準(※1))未満
  • 判定値 1
     意味: 実況または予想で、基準Ⅰ(洪水注意報の流域雨量指数基準あるいは複合基準(※1))に到達
  • 判定値 2
     意味: 実況または予想で、基準Ⅱ(洪水警報の流域雨量指数基準あるいは複合基準(※1))に到達
  • 判定値 3
     意味: 実況または予想で、基準Ⅲ(洪水警報の流域雨量指数基準を大きく超過した基準)に到達
  • 判定値 4
     意味: 実況で、大雨特別警報の発表(※2)に用いる流域雨量指数基準に到達

  ※1 湛水型の内水氾濫に起因する浸水害を対象として設定した、表面雨量指数と流域雨量指数の
   組み合わせによる基準
   ※2 大雨特別警報は、過去の多大な被害をもたらした現象に相当する指数の基準値を地域ごとに
   設定し、この基準値以上となる1km四方の格子が一定数以上まとまって出現すると予想され、かつ、
   激しい雨がさらに降り続くと予想される場合に発表します。

データ形式

国際気象通報式FM92 GRIB 二進形式格子点資料気象通報式(第2版)
※略称:GRIB2

格納要素

洪水危険度判定値

格子系

等緯度等経度

配信領域

北緯 20度~ 48度
東経 118度~ 150度(※ 下図参照)
ただし、計算領域は国内陸上格子

格子間隔

0.0083度(緯度)×0.0125度(経度)

格子数

3360(緯度)×2560(経度)

予報時間等

解析時刻の流域雨量指数・表面雨量指数による洪水危険度判定値、及び降水ナウキャストによる1時間先までの雨量予測を用いた流域雨量指数・表面雨量指数の予想、並びに降水短時間予報による3時間先までの雨量予測を用いた流域雨量指数・表面雨量指数の予想による洪水危険度判定値の中で、最大の洪水危険度判定値を出力

作成頻度

10分毎

ファイルサイズ

30KB

技術資料

配信資料に関する技術情報 第577号
配信資料に関する技術情報 第446号
  配信資料に関する技術情報:こちら(気象庁ホームページ)
  サンプル・データ:こちら

配信資料に関する仕様 No.10703
  配信資料に関する仕様:こちら(気象庁ホームページ)
国際気象通報式・別冊
  国際気象通報式・別冊:こちら(気象庁ホームページ)

配信領域

洪水警報危険度分布の配信領域

洪水警報危険度分布(流路)

概要

洪水警報の危険度分布は、流域雨量指数及び表面雨量指数の実況・予想に基づいて、1kmメッシュ毎に中小河川(注)の洪水害発生の危険度の高まりを5段階で表示した分布図です。

(注) 指定河川洪水予報の対象河川を除く河川を指します。

日本国内の陸上を対象に、地表面を約1km四方の領域(緯度 0.5分・経度 0.75分)に分けて、それぞれの領域で計算しますが、本形式では、洪水危険度判定値を河川の流路に対応づけて提供します。

また、中小河川の洪水危険度の高まりと指定河川洪水予報とを一体的に利用していただくため、発表中の指定河川洪水予報の種類についても、指定河川洪水予報の対象河川の予報区間の流路に対応づけてあわせて提供します。

ファイル形式

ファイル形式の概要は、以下のとおりです。シェープファイルの形式は、ESRIジャパン株式会社の技術情報をご参照ください。

  • ファイル形式:
    シェープファイル(メイン・ファイル、インデックス・ファイル、属性ファイルで構成する。)
  • 使用するシェープ・タイプ:
    PolyLine のみ
  • 属性ファイル:
    フィールドは、河川種別、河川番号、洪水危険度判定値、予報区域コード、指定河川洪水予報の種類の5要素。
  • 出力値:
    ・洪水危険度判定値:
     洪水危険度判定値が同一であるパート毎に、その洪水危険度判定値をデータベース・レコードとして出力。
    ・指定河川洪水予報の種類:
     予報区域毎の指定河川洪水予報の種類をデータベース・レコードとして出力。
  • 作成頻度:
    10分毎
  • ファイルサイズ:
    3MB(gzip圧縮後のサイズ。展開後は最大で約6MB。)

技術資料

配信資料に関する技術情報 第489号
  配信資料に関する技術情報:こちら(気象庁ホームページ)
  サンプル・データ:こちら

配信資料に関する仕様 No.10704
  配信資料に関する仕様:こちら(気象庁ホームページ)

洪水警報の危険度分布における河川名等の一覧表(河川番号と河川名との対応一覧表)
  洪水警報の危険度分布(平成29年度出水期より):こちら(気象庁ホームページ)

大雨警報(浸水害)・洪水警報危険度分布(統合版)

概要

大雨警報(浸水害)・洪水警報の危険度分布(統合版)は、大雨警報(浸水害)の危険度分布と洪水警報の危険度分布の危険度判定値を1kmメッシュ毎に比較し、高い方の危険度判定値を1kmメッシュ毎に5段階で表示した分布図です。

日本国内の陸上を対象に、地表面を約1km四方の領域(緯度 0.5分・経度 0.75分)に分けて、それぞれの領域で計算します。

この分布図により、大雨警報(浸水害)の危険度分布と洪水警報の危険度分布を別々に確認しなくとも、より迅速に、大雨による浸水害及び中小河川の洪水害発生の危険度の高い地域を包括的に把握することができます。

データ形式

国際気象通報式FM92 GRIB 二進形式格子点資料気象通報式(第2版)
※略称:GRIB2

格納要素

浸水危険度判定値と洪水危険度判定値の最大値

格子系

等緯度等経度

配信領域

北緯 20度~ 48度
東経 118度~ 150度(※ 下図参照)
ただし、計算領域は国内陸上格子

格子間隔

0.0083度(緯度)×0.0125度(経度)

格子数

3360(緯度)×2560(経度)

予報時間等

大雨警報(浸水害)の危険度分布及び洪水警報の危険度分布の最大危険度判定値を出力

作成頻度

10分毎

ファイルサイズ

30KB

技術資料

配信資料に関する技術情報 第446号
  配信資料に関する技術情報:こちら(気象庁ホームページ)
  サンプル・データ:こちら

配信資料に関する仕様 No.10705
  配信資料に関する仕様:こちら(気象庁ホームページ)
国際気象通報式・別冊
  国際気象通報式・別冊:こちら(気象庁ホームページ)

配信領域

大雨警報(浸水害)・洪水警報危険度分布(統合版)の配信領域
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