気候変動ダウンスケーリング国際ワークショップ 2017

ダウンスケーリング国際ワークショップの参加者@つくば国際会議場
ダウンスケーリング国際ワークショップの参加者@つくば国際会議場

 統合的気候モデル高度化研究プログラム領域テーマC「統合的気候変動予測」は、気候変動予測に関する力学的ダウンスケーリングの意義、応用分野への拡大、アジアとの連携を目的に、国際ワークショップ(International Workshop on Climate Downscaling Studies)を2017年10月2日(月)~4日(水)につくば国際会議場において開催しました。ワークショップには海外から26名(11カ国)、日本から60名、合わせて86名の参加がありました。(プログラムのページはこちら

 ワークショップでは、下記の5つのトピックスについて、3件の基調講演を含む28件の口頭発表と14件のポスター発表が行われました。

・世界の気候変化と地域気候変化の関連
・極端気象現象とダウンスケーリング
・アジア諸国でのダウンスケーリング
・地域気候変化に関する学際的研究
・統合地域ダウンスケーリング計画アジア版(CORDEX-Asia)経験的統計的ダウンスケーリング

 とりまとめの議論では、全球気候モデル(GCM)は静力学モデルから非静力学モデルへのグレイゾーンに入りつつあること、地域気候モデル(RCM)は非静力学モデルでかつ対流パラメタリゼーションを使用しない高解像度での適用がなされつつあること、この先は境界層スキームのグレイゾーンに入ること、数km以下の空間スケールでは経験的統計的ダウンスケーリングが必要であること、が話されました。さらに、気候モデラーとデータユーザである影響評価研究者との対話が以前にも増して重要となっているとのまとめがなされました。 なお、本国際ワークショップに際し、統合プログラム領域テーマCでは下記の14名の研究者を招聘しました。

Hyun-Suk Kang 韓国 National Institute of Meteorological Sciences
Huang-Hsiung Hsu 台湾 Academia Sinica
Ke-Sheng Cheng 台湾 National Taiwan University
Cheng-Ta Chen 台湾 National Taiwan Normal University
Gemma Teresa Narisma フィリピン Manila Observatory
Ngo Duc Thanh ベトナム Hanoi University of Science
Jerasorn Santisirisomboon タイ Ramkhamhaeng University
金丸秀樹 タイ Food and Agriculture Organization of the United Nations
Fredolin Tangang マレーシア National University of Malaysia
Jayanarayanan Sanjay インド Indian Institute of Tropical Meteorology
Roy Rasmussen 米国 National Center for Atmospheric Research
Liqiang Sun 米国 North Carolina Institute for Climate Studies
Daniel Mitchell 英国 University of Bristol
Douglas Maraun オーストリア Wegener Center for Climate and Global Change

国際ワークショップのプログラムのページ

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